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日本アイ・ビー・エム株式会社

技術文書・技術解説

日本アイ・ビー・エム株式会社

もう待ったなし!! 本格化する「ISO26262」対応要求にどう応える?

自動車向け機能安全規格である「ISO26262」の正式発行から1年以上が経過した。国内の自動車業界の対応状況を紹介するとともに、どうしたらISO26262対応を無理なくスムーズに進められるのか、日本IBMがこれまで支援してきたISO26262対応のベストプラクティスについて、ユーザー事例を交えて紹介する。

コンテンツ情報
公開日 2013/03/14 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 6ページ ファイルサイズ 1.08MB
要約
 国内自動車業界のいま、ISO26262対応の実情は?

 自動車向けの機能安全規格「ISO26262」が正式発行(2011年11月)されてから1年以上が経過した。現在の国内自動車業界の対応状況に目を向けてみると、自動車メーカー各社と大手ティア1サプライヤが先行する形で、ISO26262準拠に向けた環境整備を加速させている。その一方で対応の遅れがみられるのが、中小規模のティア1およびティア2以下のサプライヤだ。
 
 業界屈指の採用実績を誇る要求管理ツール「Rational DOORS(DOORS)」や構成・変更管理ツール「Rational Team Concert(RTC)」など、ISO26262に対応する開発管理ツールチェーンを提供し、自動車業界のISO26262対応を支援してきた日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は、これまでの活動を通じて“ISO26262対応の実情”をつぶさに捉えてきた。

 その立場から、日本IBM ソフトウェア事業 ラショナル・クライアント・テクニカル・プロフェッショナルズのマネージングコンサルタントを務める根城寿氏は「正式発行から1年以上経過した今でも、取り組み切れていない中小規模のサプライヤは多い。また、先行して規格準拠に向けた体制を整備してきたティア1サプライヤの中でも、うまく成果を出せていないところがある」と指摘する。

 どうしたらISO26262対応を無理なくスムーズに進められるのか。日本IBMがこれまで取り組んできた支援活動とユーザー事例を交え、指摘のような状況に陥らないための方向性を示す。