UBMが2014年9~10月に行った「エンジニアの意識調査」では、日本のエンジニアが何に対して懸念を抱いているのか、どのような手段で情報を収集しているのかなどが明らかになった。
製品のコモディティ化が速くなり、開発サイクルも短くなっているという背景から、やはりエンジニアは、Time-to-Marketが短くなり続けていることに懸念を抱いているようだ。さらに、開発コストの上昇については、回答者の85%が「かつてないほどの懸念を感じている」と答え、増加の一途をたどるコストの問題を深刻に捉えていることが浮き彫りとなった。
また、2012年の結果に比べ、エンジニアの減少や設計チームの人員の縮小、最先端技術への取り組みの遅れなどについて不安を感じているエンジニアの割合が高くなっている。一方で、2012年に比べ、国内および世界経済に対する懸念は大幅に払しょくされているようだ。