技術文書
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
自動車開発のコストを下げ、さらに品質向上へ。『パワートレイン向けHILテストに関する主要な検討事項』
自動車開発、なかでもパワートレインの開発を効率化させるHILシミュレーション。燃焼機関向け、ハイブリッド型・電動型向け、それぞれに向けた検討事項を掲載。現実の車両やエンジンに頼らず、ECUの動作を把握して品質を向上させる方法に迫ります。
コンテンツ情報
公開日 |
2017/06/30 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書 |
ページ数・視聴時間 |
17ページ |
ファイルサイズ |
803KB
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要約
組込制御デバイスのテストを行うために、組込先となるシステム本体を使用するのは、安全性、可用性、コストの面で現実的ではないことがあります。
HIL(Hardware-in-the-Loop)シミュレーションは、そのようなケースにおいて、より効率的にデバイスをテストするためのリアルタイムテスト手法です。HILテストでは、組込制御デバイスとのインタフェースを備える物理システムを、リアルタイムハードウェア上のシミュレーションによって代替します。
シミュレータの出力は、実際の物理システムの出力を再現したものとなります。組込コントローラは、実際のシステムに組み込まれているかのように振る舞います。
HILシミュレーションは、システム本体を使用してテストを行う前に、仮想環境において組込制御デバイスの詳細をテストすることを可能にします。このアプリケーションノートでは、パワートレイン向けのHILテストに最適なテスト手法について説明します。