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キーサイト・テクノロジー株式会社

技術文書・技術解説

キーサイト・テクノロジー株式会社

義務化された「eCall」、その規格準拠製品を開発する手順

eCallコンフォーマンス・テスト・ソリューションは、EUとロシアがイニシアチブをとっているもので、移動体通信と衛星測位の組み合わせにより、事故が発生した場合の救護活動を迅速化する。

コンテンツ情報
公開日 2017/07/28 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 8ページ ファイルサイズ 1.19MB
要約
義務化された「eCall」、その規格準拠製品を開発する手順
 緊急通報(eCall)は、救助隊からの緊急応答時間を短縮することにより、交通事故が発生した場合の死亡者数、負傷者数、損害を低減するために開発された車載交通安全システムである。車載システム(IVS)を車両に搭載することにより、112緊急通報がドライバーや同乗者によって手動で、または重大な交通事故が発生した場合には自動的に開始される。IVSモジュールが最適な緊急通報センター(PSAP)に接続すると、最小データセット(MSD)が送信される。

 このMSDには、車両登録番号、GPS位置、タイムスタンプ、進行方向、乗員数、トリガモード(自動または手動)が含まれている。この情報は、救助隊が事故現場にできる限り早く駆けつけるために役立つ。MSDを正常に受信すると、PSAPからIVSモジュールに確認応答(ACK)が送られ、PSAPとの通信が音声通話に変わり、緊急サービスが車の乗員と話をすることができるようになる。