5Gだけでは実現できない遠隔操作、通信速度やセキュリティの課題をどう解決する

　5G技術が登場し、無線で高速かつ大容量の接続が可能となったことで、遠隔操作や自動操作の可能性が大きく広がった。だが、遠隔操作や自動操作の普及は、5Gだけで実現できるものではない。例えば、通信速度に揺らぎがあると、映像や操作にズレが生じ、ミスや事故の原因になる。また、医療などの機密情報を扱うケースでパブリッククラウドを使えば、情報漏えいリスクが生じてしまう。

　これらの課題を解消するのが、セキュアでリアルタイム性の高い遠隔操作を可能にするエッジコンピューティングサービスだ。デバイスの近くに配置したサーバで、データを処理／分析し、独自のネットワーク内で通信を行うことで、効率的な通信、低レイテンシ、高セキュリティを実現。これによって、スムーズで快適な遠隔操作と、機密情報の安全な取り扱いが可能になる。

　実際に、豪雪地帯における除雪車の遠隔操作実験では、同サービスの活用により、映像伝送の質や操作性の向上が成果として報告されており、今後の活用が期待されているという。本資料では、同サービスの特長や遠隔操作のイメージ、活用事例を詳しく紹介しているので、参考にしてほしい。