産業用オートメーションや医療機器などの、精度と信頼性が求められる現場で、データアクイジション(DAQ)システムの高度化が進んでいる。直流絶縁を施さないDAQシステムは、コモンモード電圧の変動やグラウンドループ、電磁干渉(EMI)の影響を受けやすく、高精度と安全性の確保が難しい。それに比べ、直流絶縁を施したDAQシステムは、こうした影響を抑え、精度を保ったまま信頼性を高められるというメリットがある。
本稿では、高精度な絶縁型シグナルチェーンを用いたDAQシステムの構成例をもとに、各部品の役割や絶縁の有無による性能の実測比較を示しながら、精度と信頼性を両立させるための設計の考え方を解説する。