サーバなど高性能コンピューティング機器では、プロセッサの処理量に応じて負荷電流が急激に変動するため、電源回路には出力電圧を許容範囲内に維持することが求められる。そこで検討したいのが、負荷電流に応じて目標出力電圧を能動的に調整するアクティブ電圧ポジショニング(AVP)の利用だ。これにより、負荷過渡応答を改善するとともに、出力コンデンサーの容量や数を抑え、実装面積やコストを削減することもできる。
本稿では、LTM4650-2を用いた実験でAVPの効果を検証するとともに、電流モード制御を採用した汎用降圧コンバーターにAVPを実装する方法を紹介する。