これまで自動車部品製造のさまざまなシーンで利用されてきた熱源や加熱方式は、現代のニーズに応えられなくなりつつある。樹脂成形前の予熱やシート材の加熱、塗装の乾燥などの工程では、ガス炉や温風炉、電気ヒーターといった熱源が使われてきた。しかし、これらの熱源には、エネルギー消費量が大きい、サイクルタイムの短縮が難しい、品質にムラが生じやすいといった課題がある。
このような課題の克服に向け、欧州の自動車部品メーカーでは「熱をどう与えるか」に着目した改善が進んでいる。具体的には、必要な箇所に必要なエネルギーを必要な時間だけ供給する「赤外線加熱技術」が注目されている。この技術により、限られた人員で生産能力を高めながら、エネルギー消費量やCO2排出量の削減も期待できる。
本資料では、自動車部品製造業界が直面する熱源の課題を明らかにした上で、課題解決に貢献する新技術として赤外線加熱が注目されている理由を解説する。併せて、技術で先行する欧州の企業が、熱源の最適化によって製造プロセスの改善を図った事例を多数紹介しているため、ぜひ参考にしてほしい。