図面作成時間を60％削減するには　－ダイナミックブロックとツールパレットの活用―

チームの生産性向上のために、個人のスキルアップは重要だが、CADの機能をたくさん学ぶだけではチームの生産性は向上しない。業務改革のプロジェクトとして、チーム、部門、会社として取り組むことが重要である。CADマネージャは、こうした活動を推進していく大変重要な役割を担う。

AutoCADの事例として、住友電設株式会社では、図記号のブロック化と共有、ダイナミックブロックの活用で図面の作成時間を60%削減した。「図記号のブロック化と共有、ダイナミックブロックの活用」とは、ACPEのBIG5にもある項目で、ブロック（シンボルと呼ばれる場合もある）を配置して設計を進めていく設計業務では、大きな効果が見込める。

本ホワイトペーパーでは、こうした具体的な改善例に触れながら、今後CADマネージャがどうやって組織を改善し、また自らもスキルアップしていけばよいかを探る。