既に成熟期に入り、ベンダー間の差が無くなってきたBOMを、XVLと緊密に融合させることで、リ・インベンション(再発明)したのだ。この背景には我々の狙いがある。BOMを単に設計付帯工数削減や成果物管理のツールに留めておくのではなく、ダイレクトに経営に資するものとしたいのだ。多品種展開や製品コストダウンといった売上・利益に直結する効果を生み出すために、このソリューションを開発した。また、ターゲットとするお客様を産業機器メーカーに定めている点も特徴だ。国内製造業で今後グローバルに強みを発揮するのは、少量多品種で製品ライフサイクルが長い、個別受注設計型の企業だと想定している。次章からはこれらの観点から提案するユースケースについて解説する。