さまざまな部品・技術が統合されて完成する自動車の実車検証を確実に行うには、各開発プロセスの内容を的確に判断する知識が求められる。
そして、各開発プロセスで作成された技術ドキュメントやテスト結果の中から、実車検証に重要な品質情報も抽出しておく必要がある。
しかし、品質情報を抽出するには、社内に分散する複数のドキュメントソースを手作業で横断検索しなければならない。
実車検証についてノウハウがある熟練担当者であれば問題は無いが、経験の浅い担当者では作業に時間がかかる上、十分な品質情報を抽出できないことも多かった。
本田技術研究所・四輪R&Dセンターでは、こういった経験差を解消し、実車検証の作業効率そのものを向上するために、SMART/InSight
G2を活用した品質情報分析システムを構築した。
どのような経緯でSMART/InSight G2を選び、どう導入したのか。事例を紹介する。