現在注目されているICカテゴリーの1つにプログラマブルSoCがある。ARMのアプリケーションプロセッサコア「Cortex-A9」と、周辺機能や入出力機能をFPGAのように再構成できるプログラマブルロジック部を集積したもので、代表的な製品にはXilinxの「Zynq」やAlteraの「SoC FPGA」がある。
このプログラマブルSoCを用いた製品開発に、MathWorksのモデルベースデザイン環境「MATLAB/Simulink」が2013年9月発表のR2013bから対応した。
Simulinkモデルを共通言語とすることで、ソフトウェアエンジニアとハードウェアエンジニアの間の相克を解消し、早い段階からの統合テストや組み込みソフトウェアの手直しを行える。飛躍的に開発効率が向上し、プログラマブルSoCの可能性を最大限に発揮させる新機能に迫る。