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ウイングアーク1st株式会社

事例

ウイングアーク1st株式会社

月間の間接工数約50時間がゼロに!? ヤマハが実現した業務改善サイクルの高速化とは

ヤマハでは、情報システム部門ではなく生産現場自らの手で業務改善サイクルを「早く」回すための仕組みを構築。月間約50時間もの間接工数がゼロとなり、生産実績データのリアルタイム可視化と現場でのカスタマイズにより、PDCAサイクル速度を大幅に向上させた。

コンテンツ情報
公開日 2014/06/03 フォーマット PDF 種類

事例

ページ数・視聴時間 4ページ ファイルサイズ 2.06MB
要約
月間の間接工数約50時間がゼロに!? ヤマハが実現した業務改善サイクルの高速化とは
 製造業を取り巻く、さまざまな環境の変化。1887年創業のヤマハ株式会社も、その渦中にあった。同社の売上の多くを占める楽器事業の製造拠点である株式会社ヤマハミュージックエレクトロニクス(当時のヤマハ(株) エレクトロニクス生産統括部豊岡生産部)では、継続的に生産現場の直接作業改善活動を推進してきたが、従来の活動に限界を感じていた。また、生産コストが安い海外工場と常に比較され、その存在価値が問われるようになった。

 ひとつの解としてたどり着いたのは、「低コスト」「高品質」「高い技術力」を実現し、海外との差別化を図ること。そこで、現場主導で生産実績を必要な頻度と工程で“見える化”する取り組みに着手。情報活用ダッシュボード「MotionBoard」を使い、試行錯誤の末、独自の仕組みを作り上げた。月間約50時間もの間接工数をゼロにし、年間約500万円ものレポート作成コストを削減。生産実績データをリアルタイムで可視化し、さらにそれを現場が必要とするタイミングで柔軟に変更できる環境を実現したのだ。

同社の課題解決への道のりとポイントを紹介する。