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マキシム・ジャパン株式会社

製品資料

マキシム・ジャパン株式会社

60V高耐圧同期整流式降圧コンバータが、産業機器の小型化と省電力化を促進

コンテンツ情報
公開日 2014/06/27 フォーマット PDF 種類

製品資料

ページ数・視聴時間 3ページ ファイルサイズ 247KB
要約
60V高耐圧同期整流式降圧コンバータが、産業機器の小型化と省電力化を促進
 最新の産業機器の課題と、それに対応するMAX17503の性能と機能を解説する。

 現状の産業機器の電源は、ダイオード整流式降圧方式(Buckコンバータ)が主流で、比較的回路はシンプルではあるが、高耐圧の整流ダイオードを必要とし効率は80%前半である。これに対して、90%を超える高効率が得られ携帯機器など効率重視の電子機器に広く使われているのが同期整流式である。同期整流式はダイオードが不要で効率が高いが、一般に外付け部品が多く回路が複雑という課題をもつ。

 この課題を解決し、産業機器用電源のニュースタンダードとして開発されたのがMAX17503である。60V耐圧で2.5A出力のSWトランジスタ2個と外付けだったほとんどの部品を集積しており、必要なのはインダクタ1個、抵抗2本、コンデンサ5個だけで、必要な保護機能とさらなる高効率を実現する省電力モードを搭載している。ICチップを製造するうえで、高耐圧で高電力のSWトランジスタを集積するには高度な技術が必要で、Maximのユニークなプロセス技術によりこの様な集積ICが可能になった。この仕様のトランジスタ内蔵型同期整流式降圧コンバータICは希少である。