自分の仕事は刺激的だと感じている、新しいことに挑戦するのが好き、自分の考えを同僚と積極的に共有したい、「おたく」ではなく「マニア」と呼ばれたい……。UBMが2014年秋に行ったエンジニアの意識調査によると、世界各国の多くのエンジニアは、このように思っているようだ。
意識調査は、米国、欧州、日本、中国、その他アジア地域のエンジニアを対象に実施。学歴や「エンジニア」に対する職業観、エンジニアに欠かせない要素、懸念を抱いていることなどについてたずねた。
日本のエンジニアは、「先端技術や設計ノウハウを自発的に勉強することが大事だ」と考えている割合が、他国のエンジニアに比べて高く、自己研さんの意欲が強い。また、サプライヤに対しては「革新的な製品」「堅ろうで信頼性の高い製品」の提供を求める傾向があることも分かった。
開発コストの上昇については、各国のエンジニアとも頭を悩ませている。懸念事項は、経験年数によっても異なっているようだ。
この他、エンジニアがどのように業界の最新情報を入手しているのか、サプライヤに何を求めているのかなどをまとめた。さらに、好きなヒーローや余暇に楽しむスポーツ、エンジニアが周りからどんな目で見られていると思うか、といった質問についても、なかなか面白い結果が出ている。