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日本シノプシス合同会社

技術文書・技術解説

日本シノプシス合同会社

高速でスケーラブルなセンサー接続を実現するMIPI I3C

MIPI I3CはI2CとSPIの機能と性能を高めつつ、ピン数を抑えた包括的かつスケーラブルなインターフェイスおよびアーキテクチャです。モバイル機器やその影響を受けたアプリケーション、さらには組込みシステム・アプリケーションで近い将来必須となることが予想されるセンサー・インターフェイス・アーキテクチャをサポートします。

コンテンツ情報
公開日 2016/08/25 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 8ページ ファイルサイズ 756KB
要約
 MIPI(r) AllianceはI2CとSPIそれぞれの長所を兼ね備えた新しい標準規格I3Cの策定を進めています。MIPI I3C仕様はI2CとSPI(Serial Peripheral Interface)から多くの機能を継承し、複数のセンサーをSoCに接続できるスケーラブルなインターフェイスを一本化することを目的としています。I3Cはシステムに多数のセンサーを統合する場合も少ないピン数と消費電力で高いスループットが得られるため、コストを削減することができます。

 MIPI CSI-2 プロトコルをベースとし、Camera Control Interface(CCI)を使用するイメージ・センサーなどのアプリケーションでは、すでにレガシーI2CバスからI3Cへの移行が始まっています。本稿ではMIPI I3C仕様の概要、およびI2CからI3Cへのシームレスな移行を可能にする利点についてご説明します。