業界特化型 技術・製品情報サイト
  • MONOist
  • EE Times Japan
  • EDN Japan
  • スマートジャパン
  • BUILT

株式会社図研

技術文書・技術解説

株式会社図研

IoT時代における電気設計改革のススメ

IoT全盛の今日、産業機械等での電気設計は複雑化の一途をたどり、その重要性は高まっているにもかかわらず、多くの企業の電気設計プロセスは四半世紀以上変わっていない。本稿ではIoT時代に対応するために電気設計部門が目指すべき方向と取り組みの具体策を提示する。

コンテンツ情報
公開日 2016/10/27 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 11ページ ファイルサイズ 714KB
要約
 日本の電気制御設計(以下電気設計)、特に配電制御盤等の盤設計、産業機械や電子機器のケーブル・ハーネス設計に求められる要件が大きく変わり始めている。特にIoTが電気設計に与えるインパクトは非常に大きい。あらゆるモノがインターネットにつながることで、今まで単独で稼働していた装置・設備で、通信・センサといった機能が追加され、ますます電気設計の複雑度が増している。また、従来予想もしなかった機能が要求される可能性も出てくる。これは電気設計の重要性が高まるとともに、電気設計者の負担も今まで以上に高くなることを意味する。

 本レポートでは、上記のような電気設計者を取り巻く環境とその影響について解説し、各企業が取り組むべき方向性や具体的な解決策を提示することを目的としている。また、電気設計者に求められることが高度になる一方で、電気設計を支援する環境も、この7、8年の間に強力な盤・ケーブル設計機能を有する統合データベース型CADシステム等の普及により、大きく進化し始めている。解決策を提示するいくつかのポイントでは、それらの新しい設計環境の特長を活かした課題解決の可能性についても併せて紹介する。