コンテンツ情報
公開日 |
2017/01/16 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
18ページ |
ファイルサイズ |
3.8MB
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要約
エボラ出血熱やインフルエンザといった疾病、炭疽菌のような病原菌の流行は、公衆衛生に危機的な状況をもたらす。これらの急激な増加を防ぐためには、確実かつ迅速な診断が求められるが、従来の病原菌検出技術では、正確な結果を導き出すために多くの時間と高価なテスト機器を必要としていた。
この状況を一変させたのが、フランスの中小新興企業であるElvesysだ。同社が開発した病原菌検出システム「Fastgene」は、1滴の血液や唾液から、エボラを6分、炭疽菌を7分で検出する。これは従来の高速検出機器の数倍の速さだという。同社は、この技術をわずか20人の小規模チームで製品化し、「Elveflow」として市場に送り出した。
この成功を支えたのが、National Instruments(NI)のデータ収集ハードウェアやシステム開発ソフトウェアだ。本コンテンツでは、同社の事例から、開発に時間やコストを掛けられない新興企業が、業界を一変させる解析技術を生み出せる理由を探る。