製造業IoTの推進に向け、工作機械と通信機器大手が動き出す

　ヤマザキマザックとシスコシステムズは、両社が米国で共同開発した、工場内の通信環境を簡単かつ安全に提供するためのネットワークスイッチ「MAZAK
SMARTBOX」の国内販売開始に加え、工場のスマート化を実現するためのビッグデータ解析やクラウドサービスの開発、展開も視野に入れた協業を発表した。

　今回の発表に対し、シスコシステムズ 代表取締役社長
鈴木みゆき氏は「工場のIT化の障壁となっている“セキュリティ”に対する懸念を払拭（ふっしょく）するべく、シスコシステムズではグローバルで培ってきたネットワークとセキュリティの豊富な知見を駆使し、製造業におけるIT活用や工場のIoT化を支援している。今回の協業発表はヤマザキマザックとの関係を、戦略的協業関係に発展させるものであり、国内製造業のIoT化をより具体的に支援、推進できるものと確信している」と述べる。

※本資料はTechFactoryの記事をまとめたブックレットです。