中小製造業こそ、「技術とモノを見せる」考えからの脱却が必要だ

　製造業を取り巻く環境は決して楽観できるものではなく、近年では「モノ売りからコト売りへのシフト」「製造業のサービス化」などといったフレーズが良く聞かれる。その流れを受けてか、2016年のCEATECは「つながること」の重視を打ち出した。

　動員こそ前年なみであったが、ITとエレクトロニクスの展示会で「つながること」を前面に打ち出すことはどのようなメッセージ性となったのか。製造業が「モノを前面でアピールしない」という状況となったCEATECの会場から、今後の日本製造業がとるべき道を考える。