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KDDI株式会社

技術文書・技術解説

KDDI株式会社

なぜ、日本は情報セキュリティ成熟度が低いのか?

近年、国内企業を中心にIT投資の意欲が高まっているという。その主な目的は「セキュリティ対策/強化」が挙げられる。企業は、サイバー攻撃や情報漏えいなどのリスクに備え、情報セキュリティ対策への取り組みを強化する傾向にある。しかし、米国と比較すると情報セキュリティに対する成熟度が低いといわれる日本。その理由は一体どこにあるのか?

コンテンツ情報
公開日 2017/09/01 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 6ページ ファイルサイズ 602KB
要約
 IDC Japanが発表したIT投資動向に関する調査(2016年7月)によると、2016年度の国内企業の年間IT予算計画において、前年比で「変わらない」あるいは「増加」とした企業が、「減少」と回答した企業の割合を上回り、大手/中堅企業を中心にIT投資への積極的な姿勢が見てとれたという。そして、そうした企業の多くが「セキュリティ対策/強化」への投資を表明しており、セキュリティリスクの顕在化やセキュリティへの意識の高まりを反映した結果となった。

 しかし、国内企業の情報セキュリティ対策への取り組みは、米国と比較して「遅れている」といわれている。加えて、「対策を進めている」とする国内企業のほとんどが、外部からの脅威対策と、コンプライアンス対応に終始する取り組みにとどまり、戦略的な投資にまで至っていないという。その要因は一体どこにあるのだろうか?