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組み込みプロセッサも内包する「Spectre」「Meltdown」の脆弱性、その正体と本質的な問題

「Spectre」「Meltdown」と呼ばれる脆弱性は、IntelやAMDだけではなく、Arm製品にも影響することから組み込み開発者にも大きな問題である。しかし、A75は影響を受けるがA72は受けにくく、A73は影響しないなど、対処には内部実装についての理解も必要である。ここではMeltdownを中心に詳細を解説する。

コンテンツ情報
公開日 2018/02/05 フォーマット PDF 種類

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ページ数・視聴時間 8ページ ファイルサイズ 484KB
要約
2018年は新年早々、「Spectre」「Meltdown」と呼ばれる脆弱(ぜいじゃく)性が大きな話題となった。現在も各社の対応は続いているが、注目すべきはx86だけでなくARMアーキテクチャも含まれている事だろう。つまりx86アーキテクチャに特有の問題ではなく、最新のCPUアーキテクチャに共通の脆弱性ということになる。

加えて興味深いことにMeltdownについて言えば、ARMの場合直接的な影響を受けるのはCortex-A75のみで、似た構造のCortex-A15/57/72は影響を受けにくい。さらに言えば、Cortex-A17やCortex-A73は影響を受けないとされている。なぜこうなるかは内部のインプリメントに深く関係してくる話である。ここではMeltdownを中心に、もう少し掘り下げて紹介したい。

※本資料はTechFactoryの記事『組み込みプロセッサにも影響大「Spectre」「Meltdown」の背景を探る』を再編集したものです。