技術文書・技術解説
トレンドマイクロ株式会社
製造業界のセキュリティ課題は? 調査で見えた被害状況と業界特有のリスク
製造業界では、セキュリティインシデントによる被害が深刻化している最新の調査によると、重大被害の発生率および年間被害額が前年から大幅増となっているという。セキュリティ対策のさらなる強化と、法規制やガイドラインにのっとった体制構築が今後の重点課題だ。
コンテンツ情報
公開日 |
2018/03/14 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
20ページ |
ファイルサイズ |
7.47MB
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要約
あらゆる業界でセキュリティインシデントによる被害が深刻化しているが、その中でも被害発生率や被害額の増加が著しいのが製造業界だという。トレンドマイクロが行ったリサーチにより、製造業界におけるセキュリティ課題が浮き彫りになった。
顕著になっているのが、重大被害発生率の大幅な増加だ。特に1000~4999人規模の組織では、前年比41.6%増と看過できない規模になっている。同様に年間平均被害額も2億円に迫り、前年比で60%以上も増加している。セキュリティ対策、セキュリティ体制の構築についての評価ポイントは横ばいだが、新たな法規制や制御システムに関連したガイドラインへの対応については大きく立ち遅れている状態だ。
本コンテンツでは、同社のリサーチを基に、製造業界のセキュリティ面での現状がまとめられている。IT、OT(Operational Technology)環境構築の過渡期である製造業界は、技術情報や事業戦略情報といった重要データの漏えい被害も数多く報告されている。セキュリティ対策の強化とそれを実行するための体制作りが、今後急務になっていくことだろう。