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アイティメディア株式会社

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ソフトウェア品質における「上流工程の品質活動」の重要性

品質を守る最後の砦が「テスト」であれば、品質向上の最後の武器は「上流工程での品質活動」である。しかし、この武器は効率的に扱わねば、意味を成さない。そこで今回はこの「上流工程における品質活動」について確認する。

コンテンツ情報
公開日 2018/03/19 フォーマット PDF 種類

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ページ数・視聴時間 10ページ ファイルサイズ 579KB
要約
 品質は結果として得られるものではなく、自らの意志で作るものである。言い換えれば、品質は「上流工程から始める品質活動で作りあげていくもの」である。

 テストはどうしても成果物を確認して、その品質の弱点を見つける活動になる。つまり、弱そうなところ、バグが多そうなところを見つける活動になるが、上流工程での品質活動は、全体を考えて品質の美点を作りこむことに主眼が置かれる。いずれも品質に関する取り組みながら、姿勢は大きく異なる。

 この違いは実施する時期に大きく起因する。開発の初期に実施するのか終末で実施するのかでは、品質に対する考え方が違ってくる。しかし、どちらか一方だけで品質を高めようというのは誤りである。上流でも下流でも、品質の美点と弱点を見て、品質を高めていくべきである。

※本資料はTechFactoryの記事『IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質(6):上流工程の品質活動でソフトウェアの品質は向上するのか』を再編集したものです。