コンテンツ情報
公開日 |
2018/07/13 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
16ページ |
ファイルサイズ |
962KB
|
要約
航空宇宙/防衛産業のコスト競争は激烈になってきた。政府と主契約者は予算の緊縮を長年続けてきたからだ。コストの削減を考えるとき、製品テストは時間と費用が掛かりすぎるため、削減の対象と見なされることがある。しかし、宇宙・防衛分野で失敗した場合のコストは、失敗を防げたかもしれないコストより数桁も大きい。つまり、失敗は許されないのだ。では、どうやってコストを下げ、かつリスクを減らしながらテストをするかが課題となる。
これまでの航空宇宙/防衛産業では、製品の開発がほぼ完了した時点でテストシステムの設計を始めていた。しかし、現在のようにテクノロジーが複雑で、しかも低コスト化が求められる時代では、従来の「開発完了時にテスト」というやり方はもはや使えない。最初からテストを設計サイクルに組み込んでおく必要がある。実際、自動車産業では、テストと設計を同時並行的に行うことで、効率的に開発サイクルを進め、スケジュールを遅延せずにテスト範囲を最大化している。
本資料は、テスト方法の改善や、テストシステムの保守コストの削減方法など、製品テストに関する最新のノウハウを解説している。そして設計検証をはじめとする開発コスト、自動テスト機器の組み立てとソフトウェアの導入コスト、そして運用・保守コストの3つのTCO(総所有コスト)を最適化する方法について考察している。