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東芝デバイス&ストレージ株式会社

技術文書

東芝デバイス&ストレージ株式会社

電磁リレーの課題を解決するフォトリレー、その最新動向

電気回路で絶縁分離の役割を担う電磁リレー(メカリレー)は多くの機器で採用されているが、寿命やサイズ面といった課題も多い。その代替製品として注目されるのがフォトリレーだ。近年の性能の向上によって、今活用の幅は広がっている。

コンテンツ情報
公開日 2018/07/20 フォーマット PDF 種類

技術文書

ページ数・視聴時間 2ページ ファイルサイズ 662KB
要約
 電気回路に用いられるリレーの一種としてメカニカルリレー(メカリレー)は長い歴史を持ち、今もなお産業機器などの電気系に多用されている。だが、構造上どうしても小型化が難しいほか、磁気干渉や衝撃・振動への配慮も必要となる。そして、そうした課題はメカリレーを採用した機器の小型化や省電力化などに直接的な影響を与える。

 そこで代替候補となるデバイスがフォトリレーである。フォトリレーは入力側にLED、出力側にフォトダイオードやMOSFETなどの素子を組み合わせて入出力回路の絶縁と負荷の制御を行うデバイスであり、接点の寿命や消費電力への懸念も少なく、さまざまなメリットがある。

 これまでフォトリレーは出力容量の制約があり、どうしても高電圧・大電流を扱う産業機器用途などには向かなかった。しかし、最近ではそうしたフォトリレーの高容量(大電流)化も進み、既存製品では対応が難しかった範囲もカバーするようになった。そこで本ホワイトペーパーでは、トップレベルの市場シェアを誇る有力ベンダーによる最新のフォトリレーを紹介する。