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キーサイト・テクノロジー株式会社

技術文書・技術解説

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【IoT 無線の干渉対策 編】無線を使ったIoTで失敗しないための無線干渉対策

スマートデバイスが数多く存在し無線バンドが潜在的に過密状態にある中、十分な信号強度が得られ、操作に支障がないと思われても、説明のつかない通信障害が発生することは珍しくない。信頼性の高い無線ネットワーク性能を確保するには、しっかりした共存テストが必要だ。

コンテンツ情報
公開日 2018/10/01 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 8ページ ファイルサイズ 1.31MB
要約
 2020年までに200億台以上の無線デバイスが接続されると予測されており、これらの無線デバイス間の干渉は避けられない。共存テストを実施すれば、さまざまな無線規格が混在するRF環境下でのデバイスの動作をテストできる。IEEE/ANSIC63.27文書では、このタイプのテストの実施方法を標準化しており、AAMI TIR69文書では、生じうるリスクに基づき、医療アプリケーション用に調整されている。

 FDA(アメリカ食品医薬品局)は、医療に使用される無線機器の共存テスト向けの勧告を間もなく発行する予定だ。対象のアプリケーションが何か(ヘルスケア、産業用モニター/制御、または環境測定)、どの無線スペクトラムが使用されているかに関係なく、これらの文書で定義されている方法を使用して、混在無線環境での無線機器の実際の性能を測定することが求められる。

 医療機器への干渉の影響は人命にかかわるおそれがあるため、機器メーカーはこれらの方法の1つを使用して干渉のリスクを定量化し軽減することをお勧めする。