コンテンツ情報
公開日 |
2018/10/11 |
フォーマット |
URL |
種類 |
市場調査・トレンド |
ページ数・視聴時間 |
24ページ |
ファイルサイズ |
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要約
TechFactoryが実施した「電気設計者の課題」に関する調査(調査期間:2018年7月17~7月31日)では製造業に従事する会員/読者を対象に、電気設計者が現在、直面している課題と利用しているツール類について尋ねた。
直面する課題に関しては「技術伝承」を挙げる声が最も多く、7割に近い回答者が最も深刻な問題として上げている。技術伝承に関して、現場の危機感は相当に高い。加えて、「要件定義の曖昧さ」「頻発する仕様変更」「組織的なコミュニケーションの不足」「ワークフローの未整備」などを課題として挙げる声も多い。
こうした課題の解決手段としては、作業の標準化や手法の確立、教育の実施、ツール活用などが挙げられている。ツールについては「課題解決のために今後取り組むべき施策」の設問でも支持を集めており、ツールの有効利用によって課題解決を図りたいという意向が見える。
ツール導入については電気CADが75%、回路シミュレーターも50%を超えて(58.2%)おり、PCB設計や図面管理/BOMなどについても前回調査より導入パーセンテージは上昇している。加えて「課題解決に対してツールの新規導入(入れ替え)が有効」という答えも70%を超えており、電気設計に各種ツールは欠かせない存在となっていることが分かる。
調査レポートでは設問に対する回答の他、電気設計者から寄せられた「電気設計に関する意見」を「技術伝承」「ツールの有効活用」「判断の困難さ」「データ移行・共有への要望」の4カテゴリーで紹介している。