「シンプルデジタル」モジュール導入により 複雑な電源設計を排除

　最新のFPGAやASICの高負荷電流要求に伴う、POL（Point-Of-Load）への供給電圧低下を防ぐため、電源設計者には、降圧コンバーターの厳格な管理が求められる。より厳しい電源・ノイズ性能の要求により、設計の複雑さは増加している。新製品では、これらの課題を解決し、BOMコストを削減し、最大の効率を実現することが可能となった。

　本技術資料では、シンプルデジタル電源モジュールのPMBusインタフェースを使ったテレメトリーとコンフィギュレーションによる、デジタル制御電源の活用方法とメリットをご紹介する。デジタルインタフェースは、FPGA・ASIC・DSP・マイクロコントローラーのパワートレインアーキテクチャに要求される、出力電圧・電流・温度のリアルタイムモニタリング機能をサポートする。高集積ソリューションであるRAA210xxxパワーモジュールは、ごく少数の外付け部品で動作する。