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アナログ・デバイセズ株式会社

技術文書・技術解説

アナログ・デバイセズ株式会社

スイッチングレギュレータによる高速A-Dコンバータの駆動

A-Dコンバータ(ADC)を利用する最新の電子システムには、一層の消費電力の低 減と性能の向上が求められている。

コンテンツ情報
公開日 2010/12/01 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 6ページ ファイルサイズ 1.4MB
要約
スイッチングレギュレータによる高速A-Dコンバータの駆動
 本技術文書では、リニアレギュレータとスイッチングレギュレータの違いを説明し、高性能ADCと効率的なDC-DCコンバータを組み合わせることで、性能を落とすことなく、システム電力を大幅に低減できることを紹介している。

 これまでADCメーカーは、リニアレギュレータを用いてコンバータにクリーンな電源を供給することを推奨してきた。リニアレギュレータは、システム電源の中に存在する低周波ノイズを除去する。さらに、フェライトビーズとデカップリングコンデンサを組み合わせて使用することで、高周波ノイズを減衰させる。

 この方法は効果的だが、出力電圧より数ボルト上の電源レールからリニアレギュレータが下方調整しなければならないシステムなどでは、あまり効率的ではない。LDO(低ドロップアウト・レギュレータ)の効率は一般に入出力条件に影響され30〜50%程度であるのに対し、DC-DCコンバータの効率は90%を超えることがある。