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東京貿易テクノシステム株式会社

事例

東京貿易テクノシステム株式会社

【事例】ロボット型3次元測定器で実現した、部品メーカーの製造改革

自動車関連部品の製造を手掛ける田中精密工業では近年、3D CADデータのみでの受注が増え、測定の高速・高精度化を狙いにロボット型非接触型測定器を導入した。それは単純な高速化と省人化にとどまらない効果を発揮している。

コンテンツ情報
公開日 2019/03/01 フォーマット PDF 種類

事例

ページ数・視聴時間 12ページ ファイルサイズ 1.99MB
要約
 富山県の田中精密工業はエンジンやミッションなど自動車やオートバイの中核部品を製造販売しており、レース用部品も手掛けるなど、その技術力は高く評価されている。創業70年を超える老舗であるが、近年は3D CADデータのみでの受注が増えたという。

 この場合、従来の形状図面は存在しないためにデータ内で円弧なども確認しなければならず、製造後の測定もデータに準じる必要がある。デジタルデータの精度がリアルな部品に再現されたか、それを早く・正確に測定するため導入されたのが、ロボット・ソフト・測定器がセットになった非接触型測定器「COMET」だった。

 選定理由はこれにとどまらない。自動車用小型部品製造を中核としながら、大型部品や自動車関連以外の部品製造を第2の柱とした成長戦略を描く中で、「形状確認ならばCOMET」と信頼を寄せるに至ったいくつもの理由があった。

 本資料は田中精密工業におけるCOMETの導入事例を紹介するものであるが、同時に製造業が新たな挑戦を行う際、どのように変化へ対応していくかを追ったものだ。「人間が創造的な仕事に集中できる環境を作りたい。製造業にはまだその余地がある」と語るこの事例から学べる点は多い。