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ダッソー・システムズ株式会社

技術文書・技術解説

ダッソー・システムズ株式会社

「3D CADを使いこなせない」現場の課題から見えたその理由

設計現場からは今でも「3D CADを使いこなせていない」といった声が挙がる。ではなぜ、3次元設計ツールの使いこなしは進まないのだろうか。ダッソーシステムズらが実施したアンケートでは現場の課題が浮かび上がった。

コンテンツ情報
公開日 2019/05/13 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 5ページ ファイルサイズ 396KB
要約
 設計現場からは今でも「3D CADを使いこなせていない」「2D CADがないと業務が進まない」といった声が挙がる。ダッソーシステムズらが実施したアンケートでは、現場の抱える課題が浮かび上がってきた。

 企画段階での課題については「仕様が曖昧」が最も多く、そこに「データ収集と分析が不十分、時間がかかる」と続き、設計段階では「ノウハウが個人に依存している」「一部設計者への負荷集中」の2つが突出していた。

 データについては設計段階でも「過去の問題点が共有されていない」「データ、図面、文章が別管理されている」などが指摘されており、統合管理が進んでいないことをうかがわせる。また解析については「教育に時間や費用がかかる」など、教育が大きな問題として認識されていた。

 ただ、日常的にCAD/CAMを利用しているユーザーのうち約7割が3次元ツールを利用していると回答しており、3次元ツールへの移行は進んでいるといえる。調査は中小製造業の設計者を対象にCAD/CAM/CAEの利用実態について尋ねており、機械系業界を中心とした設計者の声が集約されている。