コンテンツ情報
公開日 |
2019/05/13 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
5ページ |
ファイルサイズ |
1.66MB
|
要約
3次元設計のメリットは広く知られており、多くの企業が導入を検討しているが、現場の負担増や設計者への教育という問題もあり定着していない現場も多い。
元スズキの荒瀬国男氏は導入ありきではなく、「設計者の能力を増強・拡張できるかに焦点を置いた活用法を考えることが重要」と指摘する。フィーチャーベースの3次元モデルを作っておけば設計資産の再利用が容易になり、構造化しておけば半自動設計も可能になる。こうした多くのメリットがある3次元設計であるが、導入と活用を定着させるのは容易ではない。
荒瀬氏は経験から「導入時のコンサルタント活用」をカギとして挙げ、加えて、導入担当にベテランを充てるべきと語る。培った知見を活用するための導入であることが理由の1つだが、技術継承と人材育成のためにも伸びしろの多い3次元設計を基調にすべきという。
3次元設計導入は効率化という観点から語られがちであるが、次世代を担う人材育成にも活用できる。メリットを多角的に理解することが、製造業の「設計力」を左右することになりそうだ。