いざ“Society 5.0”の時代に入ったときに、建物とどう向き合うか。建物の大きな役割としては、入居者の財産を守ることがある。これまではハードウェアを守ることに主眼が置かれており、データを使って企業が生産活動をしていく際に、企業または組織ごとで閉じているため、その中で順守すれば情報漏えいすることは無かった。
しかし、Society 5.0の世界では、サイバーとフィジカルの空間が一体化しているため、信頼性を確認できない組織間でモノ・データの交換が頻発する。そのため、自組織内のセキュリティ確保だけでは済まなくなる。
2019年2月21日に行われたNTTファシリティ―ズ中央による「IoT×AI時代のビル管理とサイバーセキュリティ」と題した講演から「“Society 5.0”時代のビル管理には何が求められるか?」を探る。
※本ホワイトペーパーは、BUILTで掲載した記事を再編集したものです。