トヨタ自動車が2019年9月に発表した国内向けの「カローラ」「カローラツーリング」は、カーナビゲーションシステムではなくディスプレイオーディオが標準搭載となった。スマートデバイスリンク(SDL)というオープンソースの規格によって、ディスプレイオーディオとスマートフォンが連携している。このSDL対応ディスプレイオーディオでは、LINEのカーナビアプリを使用します。こうした“脱自前”ともいえる車載情報機器に向けたトヨタ自動車の取り組みを振り返る。
※本ホワイトペーパーは、MONOistに掲載した記事を再編集し、PDF化したものです。
【主な内容】
・トヨタがSDL対応のディスプレイオーディオを標準装備に、ナビアプリはLINE
・自前主義からオープンソース活用へ、トヨタが車載情報機器の開発方針を転換
・トヨタのオープンソース活用戦略、コネクテッドカーは「協力」でできている
・トヨタのカーナビからLINEを送れる、オープンソースのSDL対応カーナビを日本投入
・トヨタがLINEとクルマの音声認識で協業、アップルとグーグルへの対抗意識鮮明に
・トヨタはスマホと車載機の連携基盤もオープンソース、AppleとGoogleに対抗
・車載Linuxのオープンソース活動はアップルとグーグルへの対抗軸に成り得るか
・「Androidに依存できない」、日系自動車メーカーが取り組む車載Linux活用