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東芝デバイス&ストレージ株式会社

技術文書・技術解説

東芝デバイス&ストレージ株式会社

自動車の部品点数や組み立てコストを削減できる、モータードライバーICとは?

自動車への採用が増えている車載部品の一つ、「ステッピングモーター」。その原点検出などに必要な部品数や、組み立てのコストを削減することが可能な、モータードライバーICとは?

コンテンツ情報
公開日 2020/01/07 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 2ページ ファイルサイズ 1.46MB
要約
 自動化や電装化など、大きな変化が訪れている自動車業界。こうした影響で、採用が増えている車載部品の一つが「ステッピングモーター」だ。投入パルスに応じた角度で動くため、センサーなどのフィードバックを使わないオープンループ制御で位置決めをするような用途に用いやすい特徴がある。ヒートポンプの電子膨張弁や、ヘッドアップディスプレイ(HUD)のミラー角度調整、ヘッドライトの位置調整などに用いられるケースが増えている。

 ステッピングモーターも用途によっては初回の位置決め、原点検出が必要だ。検出にはリミットスイッチを使うのが一般的で、所定の角度まで動作した時点でスイッチがオンになり、その信号からマイコンが原点を判断する仕組みで、スイッチおよび基板や配線などの部品が必要となる。

 ただ、コスト削減に向けて、少しでもステッピングモーター関連の部品や、組み立ての工数を削減したいという場合もあるだろう。その際に有効になるのが、ステッピングモーターICの見直しだ。本資料では単純な機械的ストッパーを設けるだけで原点検出が可能になる、ステッピングモータードライバーICを紹介する。