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オン・セミコンダクター

技術文書・技術解説

オン・セミコンダクター

LiDARの低電圧・低電力化を実現、SiPMベースの開発ポイント

携帯用距離計、車載用先進運転支援システムなど多様なアプリケーションで、直接ToF測距による光センサー技術「LiDAR」の採用が目立つようになった。その開発の成果を左右するフォトセンサー、中でもSiPMベースの導入法を解説する。

コンテンツ情報
公開日 2020/11/02 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 17ページ ファイルサイズ 8.73MB
要約
 光センサー技術のLiDARは、自動車や産業機器、ゲームなど多様な分野で採用が増えている。中でも注目されるのがフォトセンサーとしてSiPMを採用するケースだ。従来のAPDやPINダイオードなどに比べ、低電圧・低電力で、測距時間を最短化でき、低レーザーパワーによる直接ToF測距技術を活用できるなど優位性が数多い。

 ただし、SiPMセンサー技術への移行には、従来技術と異なる制限事項もある。そこで本資料では、SiPMを迅速に取り入れる上で参考となる、シミュレーション用のMATLABモデルや測距システムの設計・設定の要点を解説する。

 レーザーパルスの繰り返しレート、レーザーパルス幅、レーザー波長、センサーの画角など、パラメータの変化による影響を詳述している他、第1世代測距デモ機の概要や性能についても紹介されているため、SiPMセンサーのスムーズな導入につなげられるだろう。自動運転や3Dマッピングなどの先進的なアプリケーション開発に役立ててほしい。