2019年5月に都内で開かれた「墨出し・杭打ちBIM&クラウド連携セミナー」から、奥村組の講演をPDFに再録した。
奥村組は、2015年にBIM推進グループを立ち上げて以降、部材の設計や納まり検討などにBIMモデルを活用してきた。セッションでは、奥村組が実務でBIMモデルを使用するきっかけとなった1000席規模の多目的ホールでのBIM活用事例を紹介。また、トプコンのトータルステーション「LN-100(杭ナビ)」をオートデスク製iPadアプリ「BIM 360 Layout」で操作する杭芯の位置確認手法「BIM測量」について、300カ所以上の杭芯墨を約6時間でチェックした実事例を交えながら、細かな作業手順を解説した。