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オン・セミコンダクター

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車載イメージングシステムにおける入力電圧変更のトレードオフとは

カメラなどの車載イメージングシステム全体の効率や性能を高めるための部品選定において重要なポイントとなるのがイメージングシステムの電圧だ。そのシステム設計ではどういった点に考慮すべきなのか?

コンテンツ情報
公開日 2020/12/04 フォーマット PDF 種類

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ページ数・視聴時間 5ページ ファイルサイズ 849KB
要約
 カメラやセンサーなどの車載イメージングシステムは、現在の自動車開発において日々その重要性を増している。そのシステム全体の効率や性能を高めるための部品選定においては、イメージングシステムの入力電圧と中間電圧が重要なポイントとなる。この入力電圧・中間電圧の適切な選択には、イメージセンサーやISPの全消費電力、レギュレーターの効率、同軸ケーブルやフィルターの抵抗といったさまざまなシステム変数を考慮することが前提となる。

 こうした車載イメージングシステムのモジュール最適化において適切な意思決定を行うためには、モジュールの入力電圧変更に関するトレードオフについても知っておく必要がある。そこで本資料では、車載イメージングシステムにおける電力の伝送方法「パワーオーバーコアックス」に関して、電源の観点から導通損失とDC電圧降下の性能指数を示し、双方について解説する。

 さらに、電源に関しても念頭に置くべき電圧変換損失の式を示し、図版をもとにレギュレーターの効率と電力変換損失低減の方法などを解説する。推奨入力電圧などシステム設計上の提案も行っているため、車載システムエンジニアはぜひ一読してもらいたい。