量子コンピュータが生産計画の最適解を算出、ものづくり現場を支える最新技術

　市場や顧客のニーズが急激に変化する今、生産／製造現場では、これまで以上の生産性向上が求められている。しかし、生産スケジューリングにしても、順序や設備への割当てなど精緻な設計が必要だが、需要予測や生産能力の変動等に応じて都度、生産計画の策定・変更を熟練者の手作業によって行うのは限界もある。

　そこで注目されるのが、量子アニーリング方式の量子コンピュータを活用したクラウドソリューション「MAGELLAN BLOCKS」だ。この量子コンピュータは、複雑な制約条件が絡み合う生産計画などの組合せ最適化問題を解決できる最新技術であり、これまでのシステムでは実現困難だった熟練者による判断の再現、強化を実現している。同ソリューションには、量子コンピュータの専用モデルが標準装備されており、すぐに使い始めることができる点も魅力だ。

　多様な製造品目に応じて段取り替えが最も少ない作業順序や、作業者の利き手も考慮した工具の割当てなど、自動的に最適な計画を導き出す。従来は人手で半日以上かかった計画策定業務がわずか1時間足らずで完了するなど、業務自動化に取り組む事例もあるという。本資料でその詳細や事例を確認してほしい。