独自技術で微小圧計測に強み、医療分野で期待が高まる高精度センサーとは

　機器において「知覚」の役割を担うセンサーは、IoTや家電など幅広い分野で活用が拡大しており、さまざまな用途に応じた製品が登場している。中でも大きな期待を集めているのが、医療分野での活用だ。コロナ禍を受けて、国内製の医療機器の整備や医療従事者不足の解消が急務となる中、これらの解決策として不可欠な存在となっている。

　特に注目すべきが、米国半導体圧力センサーの専門メーカーが扱う高精度の微圧センサーだ。独自のセンシング技術とデュアルダイによって差別化が図られており、微小圧の計測精度を高めると同時に、縦横斜めなどの姿勢特性を改善する。そのため、どのような姿勢で利用しても誤差のない超高精度な計測を実現する。

　この他にも同社では、不活性ガスやエアだけでなく、液体にも対応する小型圧力センサーや、IP67グレードを取得し耐環境性に強みを持つ二酸化炭素センサー、液体の流用を測定するための小型デバイスを設計する液体フローセンサーなども手掛けている。新規開発の場合は、顧客との作り込みを行う体制も用意しているという。