事例
株式会社エフタイム
実機なしでの評価試験を実現、事例に見る設計・試作プロセスデジタル化の秘訣
コンテンツ情報
公開日 |
2021/05/25 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
8ページ |
ファイルサイズ |
3.61MB
|
要約
ロードローラ、ロードカッタなどの道路建設用重機で高いシェアを誇る酒井重工業は、3D CAD環境の本格展開やCAEを活用した開発の迅速化といった、設計と試作プロセスのデジタル化を加速させている。その一環として同社が取り組んでいるのが、ロードカッタのエンジンルームの冷却性能評価のデジタル化だ。
重機においても車体やエンジンの電子制御化は急速に進んでおり、採用される電子部品も増加傾向にある。トラックと違い、走行中の空冷性能が期待できない重機では、冷却性能に求められる要件も自ずとシビアになるが、そうした冷却機構の設計難度は高く、実機を用いた評価試験にも多大な時間がかかるという課題を抱えていたのだ。
本資料では、4100万要素の高解像度メッシュを用いた大規模な熱流体解析で実現した、実機なしでのエンジン冷却性能評価の取り組みを事例として紹介する。この取り組みにおいて大きな役割を果たしたのが、検証に使われたサーバであり、搭載されたCPUの高いパフォーマンスにより、期待通りの高精度な検証結果が得られ、解析時間の大幅な短縮も実現したという。