優れたUXを低コストに提供可能、MCUでのGUI開発を効率化するツールキットとは

　スマートフォンの普及に伴い、タッチパネルやディスプレイを備えた製品が数多く登場するようになった。これらの価値を決める重要要素がUIであり、使い勝手の良いUIを低コストで提供する手段としてMCU（マイコン）の活用が注目されている。一方で、従来の開発環境は見た目のインパクトや柔軟性、拡張性にかけるという課題もある。

　そこで活用したいのが、MCU上でGUIを設計・開発・展開するために必要な全てを備えたツールキットだ。少ないメモリでスマートフォン並みのGUIを構築し、MCU内蔵の2Dグラフィックアクセラレーターを活用すれば最大60fpsも実現可能。スマートフォン的なUXを効率よく開発するための既存ボタンやトランジションなどのライブラリを備えており、UI部品をユーザー側で用意する必要がない点も特長の1つだ。

　他にもPC上でのGUIの動作確認や、開発用の評価ボードにフラッシュイメージをダイレクトに書き込めるなど、検証機能も充実。異なるデバイス間でUXを統一することによるブランド力強化、Webやアプリとの連携なども視野に入れた開発も可能にするという。