スマートビル化や業務効率化の目的で、ビルやインフラにIoT機器を多数配備してネットワーク接続するようになったことで、サイバー攻撃の標的となり、目に見える形でのインシデントが多発してきている。
情報システムがランサムウエアに感染したことで燃料供給がストップし、世界的なガソリン価格の高騰を招いた米パイプライン最大手コロニアル・パイプラインや製造拠点での出荷停止に陥ったホンダなどの例は、記憶に新しいところではないだろうか。
迫り来る脅威に対し、他人事でいられなくなった国内のビル施設管理でも、どう対策を講じていくべきか。座談会ではさまざまなステークホルダーに参加を呼びかけ、それぞれの立場から、ビルシステムの“セキュリティ”導入で障壁となる現状の課題と、その先に目指すスマートビルの理想像について意見交換していただいた。
また東京五輪開催を目前に控え、大手ゼネコン担当者も交えた座談会の続編も予定している。