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東芝デバイス&ストレージ株式会社

製品資料

東芝デバイス&ストレージ株式会社

従来型ヒューズの課題を解決、設計の新たな扉を開く「電子ヒューズ」基礎ガイド

近年、機器の高性能化や安全規格の厳格化に、ガラス管ヒューズやチップヒューズでは対応が難しくなりつつある。そこで注目されるのが電子ヒューズだ。従来型の課題をどう乗り越えたのか、また新たなメリットなどを解説する。

コンテンツ情報
公開日 2021/09/30 フォーマット PDF 種類

製品資料

ページ数・視聴時間 15ページ ファイルサイズ 2.99MB
要約
 電子機器の小型化や高性能化に伴い、「電子ヒューズ」の注目度が高まっている。ガラス管やチップタイプなどの従来型ヒューズは、小型化や高性能化が進む近年の機器においては、環境変化の影響の受けやすさ、遮断電流の精度などで課題がある。MOSFETを用いた電子ヒューズなら、従来型にない多くの保護機能と制御機能を利用できる。

 特に大きなメリットは3つある。1つは、半導体構造のため部品交換せずに反復利用できることだ。チップヒューズやガラス管ヒューズは保護のために遮断を行うと使えなくなってしまうが、電子ヒューズなら繰り返し使用できる。また、さまざまな保護機能を内蔵している点や、通信機器やAV機器の新しい安全規格IEC62368-1の認証作業が軽減される点も魅力だ。

 部品単体としてのコストや実装面積の不利を指摘する声もあるが、電子ヒューズが備える保護機能を実装するには別途部品を用いて保護回路を設計・追加する必要がある。同等の機能、性能、メンテナンス性を実現するなら、電子ヒューズが優勢になる。本資料では、このように電子ヒューズを基礎から徹底解説。採用によるメリットを詳しく見ていこう。