自動車開発において「風切り音解析」は一般的なものとなりつつあるが、車内音解析には大規模なCFD計算が必要で、量産開発での形状設計は非常に短期間で行われることから、パラメータスタディでの繰り返しによって最適な形状を求めることが難しい。この課題解決に向けて、マツダは流体的観点に加え、振動騒音的観点からの分析を取り入れることで、大規模CFD計算を最小限に抑え、効率的に形状評価や改善検討を可能とする技術構築を進めている。
【主な内容】
・音源寄与度分析と相反定理を用いた感度評価
・音源寄与度分析の適用例
・簡易モデルによる車両音予測手法