コンテンツ情報
公開日 |
2021/10/29 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
5ページ |
ファイルサイズ |
1.2MB
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要約
構造物の探傷解析や車室内防犯センサーなどで活用されている超音波解析だが、ケースによっては計算が大規模化し、結果が出るまでの時間が長期化してしまうという課題がある。特に、車両の衝突回避センサーでは、伝搬距離が長いと解析要素が1000億以上にもなり、性能向上が難しい面があった。
そこで注目されているのが、超音波の波動的性質の取り扱いに優れた有限要素法(FEM)と大規模高速計算により、伝搬問題を高精度にシミュレーションする超音波解析ソフトウェアだ。基本性能として10億要素以上の計算を可能とし、課題となっている衝突回避センサーの長い伝搬距離への対応は、空中伝搬部分に外挿法を用いることで計算規模を削減し、高精度解析を実現している。
プリポストやソルバーまで自社開発のため、顧客の要望に合わせて柔軟に拡張できる点も魅力となっている同ソフトウェア。本資料では、次世代モビリティにおけるケーススタディーとして、さまざまな天候における性能評価や、ドローンによる人の検知の例などを紹介しているので、その有用性を確認してほしい。