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アナログ・デバイセズ株式会社

技術文書・技術解説

アナログ・デバイセズ株式会社

LTspiceで MEMSセンサー向け電力/データ伝送回路の性能を確認する

モーターや発電機などの状態保全には、振動源近くの周波数計測が不可欠とされている。アナログ・デバイセズでは小型で高集積化されたMEMSセンサーと、対応する電力/データを伝送するEP回路を提案。EP回路の実力をLTspice(R)で解析する。

コンテンツ情報
公開日 2021/12/22 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 11ページ ファイルサイズ 1.84MB
要約
 時間経過に伴いモーターや発電機など振動源から生じる周波数の計測は、状態基準保全において不可欠とされている。この計測は小型で高集積のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)センサーを振動源の近くに設置することで可能だが、対応するEP(Engineered Power)ソリューションを適用すると、MEMSセンサーに必要なコネクターやケーブルの数を削減でき、さらにコストの削減が可能となる。

 本稿ではMEMSセンサー対応のEPソリューションの性能を、アナログ・デバイセズの無償シミュレーションソフトLTspice(R)を使って確認する方法を解説。EPとは、PoDL(Power over Data Lines)向けのIEEE 802.3buや、PoE(Power over Ethernet)向けのIEEE 802.3afなどの技術と同様にデータラインを介した電力伝送のことで、この技術を搭載した回路をLTspiceでシミュレーションすることで、シグナルチェーン全体のシミュレーションを実施することが可能。状態基準保全向けの回路でLTspiceを使用するメリットや、EP回路を使用した評価用プラットフォームについても言及する。