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アナログ・デバイセズ株式会社

技術文書・技術解説

アナログ・デバイセズ株式会社

状態基準保全システムには、なぜMEMS加速度センサーが最適なのか?

状態基準保全(CbM)市場の急拡大に伴い、採用が進むMEMSセンサーも進化し、その性能は圧電センサーレベルに達している。本稿では、MEMSセンサーの進化を圧電センサーと比較し、CbMシステム構築時の検討事項を製品比較とともに解説する。

コンテンツ情報
公開日 2022/01/27 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 13ページ ファイルサイズ 2.54MB
要約
 状態基準保全(CbM:Conditional Based Maintenance)の市場は著しい成長を見せ、振動の検出に用いられるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ベースの加速度センサー(MEMSセンサー)も急速な進化を遂げている。機械の状態を知る上で振動解析は重要な手段であり、振動検知には圧電センサーが市場を独占してきたが、近年、帯域幅、ノイズ性能、測定範囲(gレンジ)の値で不十分とされてきたMEMSセンサーの中にはこの問題を克服することに成功し、中~高性能のMEMSセンサーを製品化、圧電センサーに匹敵するものが登場している。

 ただCbMシステムに適用する際、圧電センサーの置き換え可能なMEMSセンサー製品は限られており、各メーカーの製品の中で、その性能には大きな差が見られるのが現状である。本稿ではISO 10816に基づきMEMSセンサーの帯域幅、ノイズ性能、gレンジなど各種製品性能を分析し、CbMシステム向けの実力を把握。他製品との徹底的な比較から、アナログ・デバイセズのMEMSセンサーADXL100xファミリの圧電センサーに匹敵する高い性能が明らかになった。