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アナログ・デバイセズ株式会社

技術文書

アナログ・デバイセズ株式会社

より優れたパルスオキシメータの設計

パルスオキシメータなどの医療用機器には、高利便性、低消費電力が求められている。一般的なバイタルサインや経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)の測定方法と、新世代光学アナログフロントエンド(AFE)がもたらす効果を解説する。

コンテンツ情報
公開日 2022/02/25 フォーマット PDF 種類

技術文書

ページ数・視聴時間 7ページ ファイルサイズ 1.54MB
要約
 SpO2(Peripheral Blood Oxygen Saturation:経皮的動脈血酸素飽和度)は、臨床現場で記録されるバイタルサインの1つで、ぜんそく、心臓病、そしてCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)によって生じる低酸素症において入院の必要性を判断するには、SpO2のモニタリングが必要となる。そのため、ユーザーが日常生活を送る上で邪魔にならないVSM(バイタルサインモニタリング)機器の実現が重要であり、中でもコロナウイルス感染症の拡大から、携帯性が高く、医療グレードのパルスオキシメータの開発が急務となっている。

 本稿では、SpO2の基本的な原理やSpO2の計測に使用される医療グレードの機器の設計方法について解説する。また優れたパルスオキシメータの実現に向けて、複雑な設計の軽減策として光学測定向けのAFE(アナログフロントエンド)「ADPD4100/ADPD4101」をはじめとするアナログデバイセズのソリューションを紹介する。